よく議論にされる
「ANAとJAL、どちらのマイルを貯めるか」という議題ですが
その一角を担うであろう、「どちらのポイントが使いやすいか」
について詰めて考えてみたいと思います。

尚、皆様既に多数話題にされている内容ですし
毎度ながら私的な主観が入っていますのでご留意下さい。

まず単純明快なJALから。

JAL　eJALポイント

• 3,000マイル　→　3,000eJALポイント（2019年3月31日までのキャンペーン
• 5,000マイル　→　5,000eJALポイント
• 10,000マイル　→　15,000eJALポイント

等価交換で良ければ3,000マイルから
1.5円の価値にするには10,000マイル必要です。

そしてマイルをeJALポイントに交換すると
現在保有している全てのポイントの有効期限が交換日より1年先となります。

これ素晴らしいですよね。
全く飛行機にのるチャンスに恵まれなく、マイルが失効しそうになっても
eJALポイントに交換し続ければ失効せず、何年もポイントを持ち続けれます。

次にANAです。こちらは表がないと把握し辛いです。

ANA　スカイコイン

パッと見てわかりやすい利点は
1マイル単位でスカイコインに交換出来る事ですね。
有効期限の来たマイルのみぴったりスカイコインに交換出来ます。

難点は、1マイル1.5円の価値を保とうとすると

• マイレージクラブ会員は1.2円まで。不可。
• ANAカードのみの人だと4万マイル以上の交換、1.5円を超える交換は不可
• SFC保持やゴールドカード以上を保持の人でも同様に4万マイル以上
• ステータス保持中だと3万マイル以上

そしてスカイコインに交換しても、
以前に保有しているスカイコインの有効期限は伸びません。
なので（ダイヤやミリオンマイラー様を除き）
マイルで3年、スカイコインで1年ですね。

利点は1.5円を超える効率を出せる事で
SFC会員、ゴールドカード以上保持だと5万マイルで効率1.6円
ステータス保持だと効率1.7円まで伸ばせる。

特典航空券が取れない場合に大量にスカイコインに交換する場合など
この効率が出せるのは素晴らしいと思います。

しかし有効期限が近いマイルだけで4万～5万マイルあるかというと・・・
特別な方じゃない限り難しいんじゃないでしょうか。

あと一度の修行等で5万PPを越えてステータスを取得しても
事前サービスから翌々年の3月末までですので最長でも2年程度
その間にマイルの有効期限が来ることは無いので
一度のステータス保持で1.5円を超える効率で交換するのは
大半の方は4万マイル交換時のみ　とかになりそうですね。。
（ステータスを継続して持たれている方ってそんなに居られるんでしょうか）

総括

マイルの有効期限を引き伸ばす目的ならダントツでJAL

• 効率を落としてもいいなら3000マイルで1年引き延ばせる。
• 1.5円の効率を求めつつ引き伸ばす場合も1万マイルなら何とか？

乗りたい便の特典航空券が取れない等、大量にポイント交換するならANA

• ステータス持ちが5万マイル交換だと効率1.7円
• SFC会員やゴールドカードだと効率1.6円
• 前者だとJALに比べ13％程効率が高く、後者でも6.7％程高いです。

• ただSFC会員でも4万マイル以上交換しないと効率が落ちる。

ANAカード保有の方で、交換時に4万マイル以上用意できている方ってどのくらいのパーセンテージなんでしょうね・・・私的にかなり厳しいと思うのですが。
ANA VISAゴールドで1.648％マイル付与でも240万円以上の決済が必要です。

私の場合、基本的には有効期限を伸ばす使い方になるのかなと思っています。
その際に毎回4万マイル交換出来る程のマイルセレブでもありませんので・・・
断然eJALポイントのシステムが助かるんです。

経費の立て替え等もありますので
世間一般の平均よりはカードの決済額は多いハズなんですが・・・こんなものです。

という訳で私的なポイント比較の軍配は「JAL」に上がりました。
比較の参考の一端になれば幸いです。